手荒れは、お子様から大人まで、幅広い年齢層にお悩みの方が多い症状です。

　近年は手指消毒の機会が増えたことで、手荒れが悪くなった方も多くいらっしゃいます。

手荒れは根気よく治していきましょう

　手荒れの治療で大切なのは、「長期間治療することを覚悟する」ことです。

　手荒れはほかの肌荒れよりも、治るのに時間がかかります。また、生活の中に手荒れを悪くする要素がある場合も多く、「治る」ではなく「治療によって良い状態を保つ」ことが目標になることもあります。治療の途中であきらめてしまったり、薬がなくなったまま放置したりしてしまうと、振り出しに戻るか、さらに悪化してしまうという、やっかいな性質があります。

　当院では、患者さん一人ひとりが無理なく続けられる治療をご相談・ご提案します。

　手荒れ治療の基本は塗り薬ですが、副作用の少ない紫外線治療（保険診療です）を組み合わせて行うことができます。また、貼り薬や飲み薬がよく効く場合もあります。

手荒れの原因となる主な病気

　手荒れの原因となる主な病気（一部、まれな病気も含みます）を以下に列記しています。ご自身の症状にあてはまる病気がありそうか、覗いてみてください。

• 手湿疹
• 汗疱・汗疹・異汗性湿疹
• 真菌性手湿疹（カンジダ手湿疹など）
• 乾皮症
• 掌蹠膿疱症

※現在、各病気ごとの記事は鋭意作成中です。順次更新いたします